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色短冊自歌墨書二首

65,000円

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伏見宮文秀女王筆 大和三門跡の山村御殿圓照寺第六世「ふしのみやぶんしゅうじょうおう」の雄渾なる御染筆の短冊です。 弘化元年1月29日伏見宮一品邦家親王の王女としてご誕生されました。 御幼名は福喜宮。4歳で御入寺。8歳で得度なされて道号を大知。御法は文秀です。 17歳で孝明天皇の御養子となられました。 皇族の僧籍が廃せられましたので伏見宮家へお帰りなり、伏見宮文秀女王殿下とお呼びいたします。仏道帰依を切に願われて明治天皇のお許しを得て、圓照寺へ御帰還になられました。 有栖川宮の御筆跡でお歌をよまれ、堂々とした風格と気品があります。 草花をことのほか愛されました。 御門跡在任期間は弘化4年6月23日から明治6年7月31日まで27年間で、大正15年2月15日83歳で御逝去されました。 この短冊の料紙は華やかな切箔砂子ぼかしと雲どりが水色で染められ、圓照寺の菊の御紋がございます。 ”澤鶴” 「鳴澤に なるればなれて(なれあそぶ) 久かたの くも井に遊ぶ (飛び) たつのむら鳥」 ”朝晴雪” 「見渡せば 世ハ志路たへる 宇津も礼て 由起のへ 天らす 朝日のどけき」 短冊掛の軸が中箱に収められており、裂地の上下は幾何学菊菱緞子 風帯一文字は紺地唐草竹屋町 中廻しは白地牡丹唐草金襴 本紙絹本表装 外箱 杉落とし蓋造り 井坊熊三箱 紙本 明治時代 サイズ 短冊縦36.3cm/横6cn 短冊掛軸全体縦177cm/横31cm

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