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二代久世久宝作
安南(あんなん)はベトナムで作られた陶磁器の総称です。
ベトナムはもともと中国の影響が強くて、早くから白磁 青磁が焼かれていました。14世紀頃から染付 赤絵の制作が始まり、室町末期から多くの安南が船載されました。
ベトナムの胎土は良質のカオリンが産出されないので純白になりません。胎土に文様を描き灰青色の透明釉がかかるため乳濁します。よって元 明の染付よりやわらかい印象となります。また絵付けがゆるいのが特徴です。
この水指は枠どりに素朴な花鳥文様,太線の上は牡丹唐草がゆるく描かれています。絵付けは本歌どおりに、焼きがあまく呉須が青にならずに鉄釉の発色になっています。高台の中も鉄釉がかかっています。
この作品の作家は二代久宝です。明治30年生まれで初代久宝の長女です。昭和22年2代目に襲名されました。昭和49年に78才でお亡くなりになりました。底に久宝の印がおされています。
共箱
サイズ:高11cm 口径26.5cm 胴径28cm
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